はならぁと
HANARART20122012.11.1~11.11
奈良・町家の芸術祭に連動して企画されたヒトタライ古本市
会場の郡山八幡神社に着いても、芸術祭が行われていることに気がつかなかった。
箱主もとい、タライ主さんやお客様と話すうち、
「あのヒトも紹介してあげる!」と八幡神社の奥へ連れて行かれた。
ちいさなお堂?建物の中に原色の農場が出来ていた。
その前には、かわいいテーブルセット。
どこにもタライはないのに、ヒトタライ古本市のタライ主さんだと思って話しかける翆簾堂。
かみ合わない話の途中、
「わたし、姫路からきているのです」と、作家のたかしま さらさん。
「姫路といえば、『おひさまゆうびん舎』さんですよね~」と
いかにも絵本の中から抜け出てきたような作品を拝見して、思わず口から出た。
すると
「わたし、おひさまゆうびん舎さんに、作品置いていただいているのです!」
と作家さんがびっくりされて、
ふたりして、「奈良でおひさまゆうびん舎さんのことが出ようとは」と驚いたのでした。
翆簾堂は、お店に伺ったことはないのですが、
曳舟ブックマルシェで何度か、「本箱」は拝見して、
ああかわいい絵本ばっかりだなぁと、ため息をついていたのでした。
ビックリはまだあって、
さらさん初の創作絵本が「おおきなリンゴ」
秋の天神一箱名物
ちいさなりんご市併設りんごの本棚に置かずしてなんとする。
姫路から京都は遠いけれど、さらさんが学生時代を過ごされた街でもあり、
なにかある。ご縁がある。
これは、神様の思し召し。
いつか一緒にりんごや絵本や工作のワークショップができないものか、
どんどん夢は広がるのでした。
ああ、今日は郡山に来てよかった。
その後
近鉄特急に乗って、大阪へ。
あそことあそこにお邪魔して、天神一箱のフライヤーをお届け。
というもくろみは、ふらりと覗いた陶器店でのできごとにより、叶わなくなりました。
そのかわり陶器店店主のおじさまから、レクチャーつきでものすごいものを見せてもらい、
骨董店に並べば、十倍以上の値段がついてしまうようなデッドストックものを入手し、
是非見ておくべきだと案内されて、
はならあと会場のひとつである、ふだんは非公開の木造三階建ての遊郭や
源九郎神社で墨絵のライブパフォーマンスときつね面を見ることができたのでありました。
やっぱり、今日、大和郡山に来てよかった。