さて、最後のプレゼンが終わり
それぞれ気になる本を手に取ったり
聞きそびれたことを質問したりのフリータイムを経て、
いよいよ「本の交換会」
誰も文句はない。
満場一致で、さらば国分寺書店のおばば→少年へ
(ああ、ほしかったなぁぁぁぁ 未練・・・)
司会両名が促すも、なかなか遠慮して次の手が挙がらない。
私の第一希望は、「ニッカ・ウイスキー」
取り合い必須かと踏んでいたのにライバルなさそうだし、
先へ進みそうにないので勇気を出した。
と、そこへ予期せぬ伏兵現る。
隣の少年父さん。
「えーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!マジ?!」
困ったことに、迷いに迷った挙句、第二希望としたのは、
父さん持参の猫絵本「山へ帰った猫」だった。
とっても人見知りとみえる父さん、なぜか強気に
「じゃ、丁度いい。『猫』あげるから、『ニッカ』よこしなよ」光線送ってくる。
なーんか、そんな流れになってる。
仕方ない。
じゃここは、アタシが折れる。
ニッカ(非売品!装丁まんま新潮文庫)欲しかったな。
でも、最初に目に飛び込んできて、
見学のはずが参加する気になったのは、『猫』があったから。
だから、よしとする。
その後も和やかにどの本も、もらわれていった。
1冊持参の人は1冊。
複数冊持ってきた人は、その数。
少年の2冊目は、私が持ってきた「けっこう凄い人 泉麻人」
父の本→私
私の本→息子
楽しい輪ができた!
交換会を見学するでもなく、編み物をする女子2名。
「本の家」事務方さんなのかな?と思いきや、
父子の家族であった。
豊橋から青春18切符で、飯田線に揺られて列車の旅。
「一緒に旅に出て、父子はブックイベントに参加して、
本に興味のない二人は自分の好きなことをして過ごす。」
「本の町」を目指すものとしては
ひとつの理想の家族のありかただな~~~~~。
と、感慨深げなトロ氏。